上槽
長い発酵期間を経ていよいよ醪をしぼり、お酒と酒粕に分けます。
醪を徐々に圧力を上げながらポンプでしぼり機に入れ、すべての醪が機械に入ると、空気で圧力を加えながら15~16時間くらいかけてゆっくりしぼっていきます。
しぼる機械も冷蔵庫で囲い、しぼったお酒もすぐに低温管理できるタンクに入れるため、しぼりたてのお酒の品質を劣化させることなく保持することができます。
しぼった後は粕を機械から剥がし、酒粕として商品化します。
また、大吟醸やその他一部の醪では酒袋(綿、PP)に醪を入れ、圧力をかけず自然に垂れてくるものだけを斗瓶に採る方法もあります。
圧力をかけないのでなめらかで上品な口当たりになり、鑑評会などへの出品や特別な商品として販売しています。